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離乳食をどう進めていくか

離乳食を始めるということは、お母さんにとっては一大イベントと言ってもいいくらい、ドキドキの体験です。いつ頃から始めるとよいのか、いろいろな本やパンフレットを読んだり、人に尋ねたり、ネットで検索してみたり・・・とにかく気になって仕方ありません。

でも離乳食の進め方には決まりなんてありません。赤ちゃんの発達はそれぞれだし、個性も様々だからです。だいたい首かしっかりとすわり、体を支えられるようになる頃が目安と言われているので、5ヶ月くらいに始めるお母さんが多いようですが、それよりも遅れても大丈夫です。

離乳食は、ゴックンと飲み込めるドロドロの物から始め、舌でつぶせる固さの物、歯茎でつぶせる物、歯で噛める物と進み、回数は初めが1日1回、それから2回、3回へと増やしていくというのが基本です。「ゴックン期」「モグモグ期」「カミカミ期」「パクパク期」という言い方が一般化しているので、それに従ってステップアップしていくのが分かりやすくてよいでしょう。

こうした基本さえわきまえていれば、過度に心配したり、神経を尖らせたりして離乳食に臨むことは必要ありません。人によっては、他のお子さんと比べたり、回りからプレッシャーを感じたりして焦ってしまうこともあるかもしれませんが、「人は人、私は私」と良い意味で開き直ることも大切です。

赤ちゃんは同じ月齢でもライバル同士ではありません。お母さん同士が気になって、他のお子さんと比べてしまうことがありますが、少しぐらいお座りが遅くて離乳食を始めるのを遅らせたからといって劣等感を感じることはありませんし、歯が生えるのが早かったから離乳食を早く始めたといって、優越感を感じるのも無意味なことでしょう。

育児は「10年一昔」と言われるほど、その時代によって、何を優先させるのかが変わってくるものです。昔はお乳をやめるタイミングは9ヶ月くらいじゃないと駄目だとか、泣いても絶対に与えたら駄目で、きっぱりとお乳を断たないと駄目、などと言われていたのが、今では好きなだけ飲ませてあげるとよいと言う意見が多くなりました。

でも、子供の気持ちを大切にしてあげるということが基本なのは昔も今も変わりありません。早くお乳をやめればその分、スキンシップを大切にするとか、みんなわが子のことを思いやりながら育児をしているのです。

離乳食の進め方も、時代によって、いろいろな意見が出てきて惑わされることがあるかもしれません。でも、首もすわっていないのに始めるとか、突然固いものを与えるとか、基本を逸脱するようなことさえなければ、お母さんと赤ちゃんの体調や都合に合わせてそれぞれのペースで進めていけばよいと思います。ドキドキの離乳食も「リラックス」と「マイペース」を忘れずに・・・。子供が大きくなったら、
「こんなことで、悩んでいたんだな。私、あの時、頑張ったよね。」
と、思えるくらい、いい思い出になることでしょう。

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