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季節を感じる食事

最近の学校給食では、栄養バランスだけではなく、様々な工夫が凝らされた献立が提供されています。世界のいろいろな国の料理を味わう週間を設けたり、それぞれの地域の特産物を生かした献立を月に一回設けたりと、いろんな趣向が凝らされていて、小学生達が羨ましく思えるくらいです。そして、献立に込められた願いや、美味しさの秘密などを栄養士の先生が、自ら教室に立って解説してくれることもあれば、お便りなどで保護者に教えてくださることもあります。

そういった学校給食の献立の中で、栄養士の先生が工夫されていることの一つに「季節感」があります。日本の四季に合わせた旬の食材は、美味しく安価なので、よく取り上げられています。でも、それだけではなく、節分の時には炒った大豆、ひな祭りの時には雛あられ、七夕の時には小さな星型のゼリーが浮かんだ青リンゴゼリーが出されるなど、その季節や、風習、行事にちなんだ献立になっているのです。

家庭でもこうした季節を感じられる食事を出してみると、子供達は大喜びです。離乳食の頃は「季節感」なんていっても、全く理解できませんが、旬のフルーツ、例えば、秋のブドウや初冬のみかんなどは、搾って果汁として与えると、とても美味しいはずです。魚にも旬の時期があるので、白身魚しか食べられない時期でも鯛や鱈の美味しい時期に、積極的にメニューに加えてあげるよいでしょう。

少し物心がついて、いろんなことが分かるようになると、ひな祭りのちらし寿司、秋の栗ご飯、きのこご飯など、季節を感じられる主食をとても喜ぶようになります。学校の栄養士さんのように、子供達に「今日のご飯はね・・・。」と、解説するのも楽しいかもしれません。

そして、行事やイベントを利用して食卓を盛り上げるのも楽しいものです。クリスマスやお誕生日だけがイベントではなく、調べてみると、この国にはいろんな風習や行事があります。昔から日本では冬至にはカボチャを食べる習慣があることも、家族みんなで食べて覚えていくものです。カボチャが嫌いなお子さんなら、何も煮カボチャでなくともポタージュスープにしたりすれば、美味しくいただけます。

最近では恵方巻きが世の中に定着してきたので、節分には子供達と海苔巻きを作ってかぶりつくのも面白いでしょう。今年の恵方はどこの方角だとか、どんな願い事をするのかとか、いろんな話をしながら楽しく、美味しく食事ができます。日本は美しい四季のある国です。せっかくの四季を子供の頃から「食」感じられるなんて、とっても粋で素敵なことだと思いませんか。

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