急な発熱に対応するコツ
最初はあわてるもの
息子はもともとあまり熱を出さないタイプでしたが、ある時40度近い熱を出した時はさすがにあわてました。初めは少し顔が赤い程度で一人遊びをしていたので様子を見ていたのですが、だんだん熱が上がってきて明らかにぐったりとし、肩で息をするような状態になってきたので急いで急患センターに連れて行きました。
先生の話では「発熱はウイルスと戦っている証拠だからむやみに下げないほうがいいんですよ」とのこと。結局血液検査では異常がなく、翌日には熱も下がったためほっとしましたが、その時の経験から発熱時の対応のコツをいろいろ学びました。
子どもの様子をよく観察する
急に高熱が出ると不安になりますが、ひとまず落ち着いて子どもの様子を観察することが大切です。私は息子が熱を出すとまず冷やしたタオルを首もとと脇の下に差し入れて様子を見ます。ここには太い血管が通っているので、冷やすと早く熱が下がると聞いてからいつも実践しています。
実際にこの方法は効果てきめんで、一晩タオルをかえながら対応するとかなり落ち着いてきますよ。そして熱が高めでも、夜眠れていれば頓服薬は使わないでおきます。
これも急患センターの先生から教えていただいたのですが、睡眠を取れるのは体力がある証拠なので発熱でウイルスをやっつけている状況をとめないほうが結果的に早くよくなるのだそうです。逆にぐずりがひどくてほとんど眠れないようであれば、早めに頓服薬を使って早く眠れるようにしてあげています。
子どもは熱を出すもの
もともと小さな子どもはまだ体力が弱く、特に生後半年を過ぎると母親からもらった免疫が切れて熱を出しやすくなるもの。このことを知っておけば少し冷静になれますよね。
私もタオルを当てると効果的な位置を知ってからはずいぶん落ち着いて対応できるようになりました。子ども自身が持っている力を信じて、「これでまた免疫力が上がった!」と前向きにおおらかにとらえると、ママ自身も楽になりますよ。