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72話 LDRでの耐えられない痛み(40週2日目)

さて、LDRに移ってからは痛みはもはや耐え難いレベルまで来ており、分娩台に2人とも上がって、ヨメさんはひたすら痛みに耐え、僕はひたすら両手両足でヨメさんのおしりと背中を強烈な力で押し続けました。分娩台に移動したときは、子宮口の開きは7~8センチで、もう一息で10センチといった時でした。

LDRに移ったのは午前8時ですが、ここから痛みとの格闘が始まりました。助産師さんが部屋をでた後、2人きりで、波のように次から次へと押し寄せてくる陣痛の痛みにひたすら耐える時間を過ごしました。時折助産師さんが部屋をのぞきに来て、子宮口の開きレベルを見てはくれるのですが、7~8センチのままずっと平行線で、時間は午後0時を回っていました。

痛すぎるため、ずっと座って耐えていたのがいけなかったのか、4時間たっても子宮口は7~8センチのままで、胎児も降りてくる様子はなく、ずっと同じ場所でとどまっているという判断が下されました。これだけ痛みがあるにもかかわらず、立ったり動いたり歩きまわったししないとお産が進まないよと言われました。

ヨメさんがベッドに座って、後ろから僕がおしりと腰を強く押すということを、LDRのに入ってからも延々と4時間くらいやっていたのですが、この4時間は何もお産が進んでいない、痛みだけに耐えているのみの時間だったのです。

後から思えば、この時にすぐに歩き回っていたら良かったと思うのですが、その時はそんなことは全く出来ないほどの強烈な痛みでした。ヨメさんが言うには表現のしようのない痛みって言ってました。でも、それは横からずっと見ていた俺には、そんな姿をみたことのないくらい痛みがスゴイっていうのが分かったので、無理に動かしたりする余裕なんてありませんでした。

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