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71話 子宮口3センチ開大で陣痛室へ(40週2日目)

さて、産院に到着して子宮口を診察すると3センチ開大になっていましたので、すぐ入院と判断され、陣痛室で子宮口が開くのを耐える時間が始まりました。

産院に着いたのは5日午前3時頃です。既に5分間隔で陣痛はやって来ていました。ここからLDR(LDRは英語の「LABOR=陣痛」「DELIVERY=分娩」「RECOVERY=回復」のことで、陣痛のピークから分娩、回復室に至るまでの流れがひとつの部屋で完結できる部屋を言います。)に移動するまでには、うちのヨメさんで5時間掛かりました。LDRに移動するときはすっかり朝で、午前8時を回っていました。

このLDRに移るまでの陣痛室での5時間は夜を徹して定期的に訪れる陣痛の激しい痛みとの戦いになりました。ベッドの半分から前にヨメさんが座り、その後ろから僕が座り、僕はひたすらヨメさんの腰の部分とおしりの部分をマッサージし続けました。陣痛が来たときはマッサージというか押す力を強くし、陣痛の波が引いたときはいったん僕も休憩するということを5時間ずっと休みなく繰り返しました。

時間的に一番辛い時に激しい陣痛になったなぁと話なんかをしながら、時折来る激しい痛みに身体をよじらせながらヨメさんは必死に陣痛の痛みに耐えていました。

この時に既に、出産の痛みってすごいんやなあと思ったのですが、それはLDRに移ってから、さらに驚くものとなりました。陣痛の合間に話す余裕があるということはまだまだ痛みのピークが来ていなかったのです。陣痛の間隔がもっと短くなった時と、出産直前の数時間の痛みのほうが恐ろしく痛かったようです。事前にネットで調べていたので色々想像はしていたのですが、実際に聞くのと体験するのでは大違いで、百聞は一見にしかずでした。まさに悶絶する痛みだったようです。

とりあえず、眠いのと痛いのとで2人ともぐったりするほど疲れ果てた中で助産師さんに抱えられながらLDRの分娩台に移動したのです。

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