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楽しさと美味しさを体験すること

このところ「食育」と言う言葉が、よく使われるようになりました。乱れた食生活を改善し、食の大切さを見直そうという動きが活発になってきたからでしょう。食育では栄養バランスを考えた食事を取ることはもちろん、基本的な食生活に必要なマナーを身につけることや、感謝する心を育てることも目的としています。

特に、食育にこだわらず、子供達にとって楽しく美味しいものを、毎日食べられるのならそれで十分なのですが、せっかくの食育ブームを利用しない手はありません。というのも、「食育」と言う名のついた本がいくつも出版され、食育に関するイベントも各地で催されているからです。

「食」のイベントといえば、全国の美味しいものを集めた物産展などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、食育のイベントは主に調理体験などを伴い、食べることだけではなく、作ることを楽しみ、親子や友達で触れ合いながら楽しい食事を取ることが多いようです。中には、野菜を育てることや、収穫体験も行うため、半年間ほど掛けて、数回、教室を開く場合もあります。

イベントに参加する利点は、なんと言っても家庭ではなかなか準備できない材料を用意してもらえたり、専門家の指導の下、今まで知らなかった技法などを習得できたりすることです。また、子供達も普段はできない体験をすることができ、友達と一緒に食事を取ることが楽しくてたまらないはずです。

私はこれまでいくつかのイベントに親子で参加したことがあります。クリスマスのケーキ作りや、おやつ作りなどの手軽なイベントから、サトイモを収穫して味噌汁にして食べるという本格的なものまで、いろいろと参加してみました。中でも、親子でうどんを作るというイベントはとても思い出に残っています。市内で食育教室を開いている人が講師になって、公民館で行われた小規模なイベントだったのですが、小麦粉をこね、袋に入れて何度も足で踏んで麺を作るのはとても面白いものでした。

思っていた以上の力仕事で、参加した子供達は悪戦苦闘でしたが、それだけにコシのある美味しい麺ができ上がり、みんな美味しそうに、そして満足げに食べていました。当時3歳だったわが子も夢中になってうどんを食べていました。美味しい物を食べている子供達の笑顔は本当に可愛らしいものです。

こうした食育のイベントは、資格を持った方が個人で開催する場合もあれば、自治体などが主催して行う場合もあり、その規模や内容は様々です。
「どのイベントに参加すればいいのかしら。」
と、迷ってしまう方もおられるかもしれません。そんな時は、町内会や地区単位で開かれるものであれば、比較的費用も安価で、気軽に参加できるでしょう。

まだ、子供が赤ちゃんのうちは、個人単位の「離乳食作り」「赤ちゃんにやさしいおやつ作り」等のイベントなどもあります。いきなり参加するのは心配も多いと思いますので、事前に費用や材料、注意事項などをきちんとチェックして、子供の体調に合わせて無理の無いように参加してみるとよいでしょう。イベント情報は、ネットや広報誌などで探すことが可能ですが、信頼できるお友達のクチコミというのが、安心で、確実かもしれませんね。

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