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お料理とおままごと

小さな子供達は、おままごとが大好きです。保育園児くらいまでは、男の子でもおままごとが大好きで、結構楽しんで食器を並べたり、お料理の真似をしたりしているものです。おままごとを観察していると、なかなか面白いもので、子供なりにいつもの食事風景を再現しようとしているので、ついつい笑ってしまうことがあります。

「ちゃんと、いただきますって言いなさい。」
「残しちゃだめだよ。」
「ああ、美味しかった。ごちそうさま。」

といったセリフがとても微笑ましく思えます。「食べること」は子供達にとって、一番関心のあることなのでしょう。おままごとはとても楽しいのですが、2~3歳くらいになると、今度は本当にお料理をすることにも興味を示すようになり、お母さんのお手伝いをしたがります。でも忙しい時、小さな子供がお手伝いをすると、かえって面倒なことになるので、子供に 「お手伝いしたい。」と言われても、「あっちで遊んでいなさい。」「また今度ね。」等と言って、断った経験のある人は多いのではないでしょうか。実は私もそうでした。

ボールの中身をこぼしたり、床を濡らしたりするので、後始末が大変な上、火傷や怪我が心配で、できるだけ台所に入れたくないと思ってしまうのです。ところが、ある日、私が外出先から帰ると、同居している義母が2歳の子供にフライ作りのお手伝いをさせていたのです。床に座った子供が次々に、エビやお肉にパン粉を付けていました。子供の周りはパン粉だらけ、手にもたくさんのパン粉が付いて、ひどい状態でしたが、とても楽しそうに作業をしているのです。

私だったら叱ってしまいそうな状況なのに、義母は優しく後始末をしてあげて、
「上手にできたね。」
と褒めてあげていました。

この時は、自分の心の余裕の無さを痛感してしまいました。義母のように、余裕を持って関わってあげることも必要なのに、自分で子供の食への関心の芽を摘んでしまっていたことに気が付きました。もちろん、本当に忙しい時もあるので毎日小さな子供にお手伝いをさせることは大変です。でも、週末など、ちょっぴり時間の余裕がある時には親子で一緒にクッキーを作ったり、餃子を作ってみたりすることで、子供達はさらに食への関心を深めることができるのです。ほんのちょっとのお手伝いでも子供達は大満足です。おままごとではできない「自分で料理して食べる」という体験は、子供にとっては大きな喜びとなるのです。

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