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インスタント食品も悪くない

初めて子供ができた時には、その存在が愛おしく、その子のためにはどんな苦労も厭わないと思えるほどに、愛情を注ぎたくなるのが親です。子供の健康を考えると、どんなものを食べさせたらよいのかを真剣に考え、悪いものを徹底的に排除して、子供にとって良い食生活を目指そうとするお母さんは多いでしょう。

ところが、良い母を目指し、すばらしい食生活にとらわれるあまり、神経質になり過ぎてしまうお母さんも多いのが事実です。学習会に参加したり、本を読んだりして、あちこちでいろんな知識と情報を仕入れ、それを実践するということは、とても大変なことです。手作りの料理にこだわり、インスタント食品は使わないというのは本当にすばらしいことです。でも、私には真似のできないことです。

一時期、食の定義が崩壊し、一日二食しか食べない子、お菓子を食事代わりに与えられる子、ファストフード漬けの子が横行した時代がありました。これではいけないと、世の中では食を大切にしようという動きが起こり、スローフードやマクロビオティックといった自然に根ざした食事が見直されるようになりました。

そうした動きを敏感に感じ取り、わが子のために頑張ろうとするお母さんは、それだけで、立派な母親だと私は思います。だから、そんなお母さんこそ、頑張りすぎないで、時にはインスタント食品や、冷凍、レトルト食品を利用しても罰は当たらないと思うのです。

「こんな手抜きをするなんて、駄目な母親だわ。」と、罪悪感を持つ必要なんてありません。むしろ、たまには生き抜きして楽をする時間が無ければ、これからずっと長い時間、育児を続けていくことに疲れてしまうでしょう。

インスタント食品等を摂取するのは決して悪いことではありません。問題なのは、過剰摂取によって、濃い味に慣れ、味覚が偏り、塩分を取り過ぎてしまうことや、同じものばかり食べていることによって、極度に栄養バランスが崩れてしまうことなのです。

基本が手作りの家庭料理であれば、たまにちょこっとインスタント食品を利用して楽をしても構いません。食品会社の方達だって、美味しく食べて、健康になれる食品作りを目指して日々研究を重ねているのですから、インスタント食品だって、安心して食べることができるはずです。

もし、小さな子供が濃い味に慣れてしまうのが心配だったら、スープをお湯で薄めてあげたり、市販のチャーハンに少し白いご飯を混ぜて味を薄くしてあげたりしてもよいでしょう。食事は食べる時も、作る時も、リラックスできるのが一番です。時間のゆとりができてお母さんの心にもゆとりができれば、子供達ものびのびとして、楽しい食事の時間を過ごすことができることでしょう。

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