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冷房の落とし穴

一昔前に比べ、近年、地球温暖化やヒートアイランドの影響で夏の暑さが厳しくなってきました。
昔なら冷房に頼ると体調を崩して、風邪を引きやすくなるからと、クーラーを敬遠している人が多くいました。
特に年配の方なら今でも、冷房に頼らないことを美徳と感じる方も多く、クーラーをつけずに熱中症にかかってしまうケースが多々あることは、テレビでもよく取り上げられています。

それほど夏の暑さを乗り切るのは、近頃では大変なことなのです。
とりわけ小さなお子さんは体温が高く、汗をよくかくため、水分補給も頻繁に行う必要があります。
熱中症予防のために冷房は必要だと言えるでしょう。

以前、保育園に常駐している看護師さんに話をうかがったところ、保育園、特に0~3歳の子供達の保育室では、温度管理に気を配っているということでした。

保育園の中でも3歳児~5歳児なら、暑ければ保育士の先生に暑いと訴えることができるし、自分でお茶を飲んだり、服を脱いだりできることもできる子もいます。

でもそれができない小さな子の部屋では、夏季は冷房をつけ、手足が冷えていないか、汗をかいていないか常に確かめ、体調に留意しているそうです。

その看護師の先生の話で、初めて気付かされたことがあります。
それは、冷房を過信してはいけないということでした。

冷房の性能も高くなり、温度センサーなども格段に進歩している現代ですが、先生方がどうしてそんなにも小児の体調を気にしなければならないのかといえば、冷房には誰もが見逃しがちがな「落とし穴」があるからなのだそうです。

家庭用の冷房のセンサーは、人の居場所を感知します。
ですから大人は快適な温度で過ごすことができますが、小児には寒さを感じる温度になることがあるそうです。

なぜなら冷気は下の方へ移動するからです。
背の小さい子供もそうですが、看護師さんが特に注意しているのは赤ちゃんです。
お昼寝をしている赤ちゃんは、部屋の中でも一番低い位置にいて、冷気にさらされやすいのです。

これは夜、各家庭での就寝時に冷房をつける際にも当てはまります。
冷えすぎて風邪を引くことが無いように、時々は赤ちゃんのいる高さに屈み、寝転んで温度を確かめてみることが大切です。

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