汗の始末の大切さ
小さなお子さんは、たくさんの汗をかきます。
夏になると汗で髪の毛がぐっしょり濡れている子も多く見かけます。
大人よりもたくさんの汗をかく子供達には、汗の始末をきちんとしてあげることが大切です。
昼間なら、外で遊んだ後や、お昼寝の後などに汗で濡れた服を着替させたり、軽くシャワーをしてあげたりすることは、多くの方が心掛けておられることと思います。
これらは、子供達が汗の不始末で風邪を引いたり、あせもになったりすることを防ぐのにとても効果的な方法です。
でも、就寝時の汗の始末もとても重要です。とはいえ、昼間のようにこまめに管理はできません。
そこで、我が家では、子供が熟睡した頃に一度だけ、そっとパジャマを着替えさせていました。
首が据わっていれば、寝たままでもTシャツタイプのパジャマをすぽっと脱がせて、すぽっと着せることができます。
寝苦しくて、子供が自分で目覚めた時でも構いません。
子供に泣くヒマも与えないほど、ささっと着替えさせてしまえば、乾いて気持ちよいパジャマでまた熟睡してくれます。
脱がせたパジャマは思っている以上に、びっしょり濡れていて、びっくりすることもあります。
こんな濡れたパジャマで朝まで寝ていたら、明け方、少し冷えてくると、風邪を引きかねません。
寝ているうちに一度だけでも着替えさせてあげることで、夏風邪を予防することができます。
「育児で昼間疲れているから、夜中の着替えなんて面倒だわ。」
と、思う方もおられるでしょう。
そんな方には「汗取りパット
」がお勧めです。
赤ちゃんの背中に1枚入れておき、汗をかいたらするっと取り出すだけで、かなりパジャマが濡れるのを防いでくれます。
吸水性のあるダブルガーゼや、タオル生地でできているパッドが市販されていますが、手元に無ければ普通のガーゼハンカチや、ミニタオルなどでも代用できます。
手先の器用な方なら、インターネットで公開されている型紙を利用して、汗取りパッドを自作してみるのも楽しいかもしれませんね。